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岩岡のイチジクと「幸せ」


神戸というと「港町」「都会」「ファッション」などのイメージが強いと思いますが、神戸市の西部に位置する「西区」は農業がさかんで、その西区の中で最も西端に位置する”岩岡”は無花果の栽培が盛んなエリアです。


私も関わる「農×Wedding project」というチームで今岩岡で結婚式を挙げるプロジェクトを推進中です。

なぜ、農地で結婚式なのか?など詳しくはこちらをご覧ください。

https://faavo.jp/harima/project/3006


一組のカップルの夢を叶えたい!、という、ご本人様はもちろんの事、関わる方々の情熱が夢を実現させた素敵なストーリー。


何かしらの意図が最初にあって、言い方は間違っているかも知れませんが、どこか人工的な「地域おこし」や「活性化」と少しニュアンスが違うように感じています。


そう感じる理由としては、継続していこうとなったきっかけが地元の農家さんたちの声だったことが非常に大きかったと。


その流れで様々な人が集まり、チームをつくり話をすすめる中で無花果の花言葉が「実りある恋」だという事を知りました。

結婚式とその花言葉、とても相性が良いですよね!?

そんな発見もありつつ、またメンバー同士で岩岡の農家さんがおかれている現状を色々話し合いました。そうした中で、結婚式を通じて岩岡の地に「幸せ」というブランドイメージを創り上げ、幸せの農地から生み出される様々な農産品や加工品を世に広めていく、という方向性が見出されました。


要するにスタートの起点は「地元の声」であり、仕掛けづくり(アイデア)は地元の人+部外者(チームメンバーは農家さんを除き仕事も色々、住まいも岩岡外です)の協働で担った事になります。地域の中に課題が存在し、それを解決したいと考える地元の方々がいる。そして自然なきっかけで、良い意味での「部外者」がその中に入り込み、あらたな解決策(実際解決に至るかどうかは別として)のアイデアが生み出される。最終的にはそうした活動が多くの方の共感を呼びながら、消費にも結びついていく事が私が考える地域活性化のイメージです。


地域、と一口にいってもコミュニケーションの側面からとらえたり、あるいは環境面で捉えたアプローチも存在し、そのどれもが大切で、経済や経営ベースで活性化を考えるときであってもそれらとの関係性を考慮する事は必須であると思います。


経済的な活性化の視点で言うと、このケースの場合は無花果やその加工品がどんどん売れていき、その事業に携わる方々の所得が増えたり新たな雇用が発生する事、だと思います。ただ、特産品の”ストーリーが”大切というのはすでに言うまでもない事ですが、特産品が売れていく事は地域にとってどういう効果を生み出し、影響を与えるのか、コミュニティはどうか、地域の環境はどうか、という風に「面」や「立体」で捉える必要があると思います。


農業は何のインフラもない、ぽつんと個人が単独で存在するような立地では成立しません。特に日本の農業は地域でインフラを支え合うなど共助の精神をベースに発展、維持されている背景があります。


特産品(美味しいもの)を世に出していく、という活動はそうした地域全体に関わる活動であるからこそ、できるだけ地域と密に関わり、自らもそこに入り込むようなスタイルで取組みたいと思っています。